スペシャルおしゃべり会
令和5年11月15日(水)10:10~11:20
スペシャルおしゃべり会「ことばの発達について学びましょう」
(2歳児~3歳の保護者様向け)を実施しました。
今年度第2回目の「スペシャルおしゃべり会」は2歳児~年少の保護者様を対象に開催させて頂きました。
「ことばがなかなか出てこない」「正しい音が出せない」など「ことばの発達」に関するご相談を伺うことがよくありますが、正しい知識を持つことで不安を解消できることも多いのではないかと思うこともあります。
そこで今回の「スペシャルおしゃべり会」では、対象となられるお子様の年齢を2歳~3歳程度に設定して、当法人の言語聴覚士が「ことばの発達」についてお話をさせて頂き、保護者の皆様の質問にお応えしながら進めました。
ここで言語聴覚士の話を少しご紹介させて頂きます。
「ことば」を獲得していくためには、まず「自分の世界と他者の世界」に気づくことが必要です。「自分とおもちゃなどの好きな物」との2つの関係から、「自分と他者とおもちゃ」の3つの関係があることに意識が向くようになると、ひとつの物を他者と一緒に見ることができるようになります。そのような世界の広がりが、人との関わりの第一歩となるとても大切な発達の要素になります。
それから、お子様にとって初めて聞くことばは「無意味な音声記号」に過ぎず、そこから様々な情報を手掛かりに、無意味な音声記号から有意味なものに理解をしていきます。
そこで「他者の動きをまねる力」がとても大切になり、大人のことばを聞き、大人の見ているものを見てことばを覚えたり、聞いたことばを真似ることにつながっていきます。
そして、実際に「口から息を吹く力」も必要です。
息は「ことば」の源になるほど、息を吹くことを習得していくことは非常に大事な身体の動きになっていきます。
これらの必要な力が育まれ、そして「他者に伝えたい」という気持ちを持つ経験の積み重ねが、「ことば」の獲得にはとても大切なんですね。
参加された方からは「最近ことばが増えてきて、今まで療育でやってもらっていたことがつながっているんだなあと思って感動しました」「ことばのコミュニケーションには段階があり、土台が大切だということを知りました」「ことばを育む関わり方を知ることができました」などのご感想を頂きました。
これからも、ことばの土台を固めていけるように、療育を通じて子供たちに様々な楽しい経験をさせてあげたいですね。
「子育てサポート・ふれ愛」では、保護者の皆様と一緒に学ぶ機会を大切にこれからも取り組んでいきたいと思います。
お忙しい中ご参加くださった皆様どうもありがとうございました。
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